おすすめコーデックスの紹介

こんにちは。Twig Gardenの園主です。

今回は南アフリカをメインとして生息している塊根植物「コーデックス」。身近な野菜で言うとサツマイモのような根(や幹)が太くなっている植物のことです。その中でもマダガスカル原産のパキポディウムについてご紹介いたします。ぼってりしたフォルムにトゲトゲがなんともカッコイイ植物でインテリアとしてもお勧めです。

コーデックスとは

コーデックスとは多肉植物(塊根植物)の総称で、主に南アフリカ、マダガスカルなどに生息しています。その特徴は文字通り根が塊のように太く(幹も太い)、乾燥した地域でも枯れないようにその体内で水分を蓄えています。雨の少ない地域で生きていくための生存方法で、そのため水やりする手間が少なく丈夫で枯れにくいです。

種類も豊富で、ダルマの様に真ん丸した形や、一見ただの木のような形など様々な種類があります。個性的なフォルムで同じ形状に育つものはなく、あれも欲しいこれも欲しいとコレクション性があります。また希少性が高く高額なものも多く、大人の男心をくすぐる植物でもあります。

その中で私がコーデックスに夢中になったきっかけである、Pachypodiumパキポディウムという植物の紹介をしたいと思います。

パキポディウムとは

パキポディウムはキョウチクトウ科パキポディウム属で、主にマダガスカルやアフリカ原産です。パキポディウムはワシントン条約(CITES)に指定されており、輸入時の制限が設けられています。

何年何十年と現地で育って輸入されてきた現地球は数万円からと手が出しにくいですが、現在では大手ホームセンターにて国内で種から育てた実生株が数千円で購入することが出来ます。現地球のようにカッコイイフォルムとは遠いですが、自分の育て方によって形が変わってカッコ良くもヘンテコにも育てられる育成の楽しみがあります。

塊根植物の中では成長が早い方なので、国内でも凄腕の生産者さんは現地球みたいにまん丸パキポを育てる方もいるのでロマンがあります。

育て方

環境

できるだけ日光に当ててあげて、風通しの良い場所で育てます。日光に当てないとひょろひょろに徒長してしまい、風通しが悪いと蒸れや病気、虫が発生しやすくなります。

夏型の塊根植物で、春から秋が成長期になります。

外気温の最低温度が10度以下を続くようになったら、温室または室内管理に移動させてください。成熟株に関しては休眠するまでしっかり寒風に当ててあげることで、春の芽吹き時期に花をつけるコツになります。

水やり

成長期の春から秋は土が乾いてからたっぷりと与えます。休眠期の冬は葉が落葉したら断水気味に育てますが、実生2年くらいまでは落葉させずに水を与えてあげた方が枯れるリスクが少ないです。

冬の休眠する前に水をたっぷり吸わせてあげて春先までバチンバチンな株が理想です。

肥料

春始め休眠から覚めてきたら月一で薄めたハイポネックスなどの肥料を施肥して、休眠前の間にでっぷりと栄養を溜めてあげることが重要です。

用土

水はけの良い土を使用します。私の場合はアガベなどとは変わらず基本的な培養土を使用しております。

基本培土は、赤玉土2軽石1.5ひゅうが土0.5たい肥と市販の多肉培養土0.5ゼオライト0.5の割合で使用しています。

培土を篩って微塵を抜くことで根腐れを防ぐことが出来ますが、私は微塵にもいい面があると感じているので、植え付け後に水をたっぷりとやる方法で微塵を抜いております。

植え付け

植え替えは2年に一度のペースくらいで行っています。目安は幹周りが太くなったり、脇芽が成長してきて鉢上げが必要になった時に行っています。植え替えは4月~10月くらいまで行えます。

根の整理を行ったあとは2日以上日陰で乾燥させてから植え付けを行うことで、根の傷から菌が侵入することを防ぐことができます。小苗の場合は根を傷つけると植え替え後調子を崩すことが多いので、根を崩さずに植え付けを行うことが多いです。その場合はすぐに水やりしても問題は無いかと思います。

増やし方

  • 種まきで増やす

挿し木は成功確率が低いと思います。現地球の太い枝とかで成功している方がわずかにいるくらい難しいです。

お勧め品種

私のお勧めはマカイエンセエニグマチカムです。この2種は何故そうなった!?という形状になることが多く、魅力溢れる品種です。そのため現地球も実生株も沢山所有しております。

まとめ

この記事ではコーデックス(パキポディウム)について記述しました。他のお勧めコーデックスや、種からの増やし方などの記事も書く予定です。

少しでもコーデックスの魅力を伝えることが出来ていればうれしいです。

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